inner-castle’s blog

読書、キリスト教信仰など内面世界探検記

音楽関係

ブラームス:ドイツ・レクイエム

泊まりに来ていた孫達が帰った正月2日、仲良しの従姉妹が訪ねてきた。彼女は家族と同居しているので、音楽好きだが遠慮してなかなかステレオを聴いたりピアノを弾いたりできない。そこで一人暮らしの私の家で、思う存分音楽を聴きたいとのこと。食べる物で…

立教大学メサイヤ演奏会

アルバイト先で知り合った友人と、もう10年近く毎年メサイア演奏会に行っている。主に上野の文化会館の芸大演奏会だったが、今回はじめて立教大学メサイヤ演奏会にいった。アマチュアの学生中心とはいいながら、キリスト教主義学校らしく信仰の心を込めた演…

グレン・グールド:ベートーヴェンピアノソナタNo.30~32

私にとって音楽とは、主にレコードやCDといった媒体を通して楽しむものであり、生のコンサートは年に二三回いければ良い方である。自分で楽器を演奏することもないし、学校卒業以来、歌うことも礼拝で指定された讃美歌程度である。 だが、言葉で表現できな…

バッハカンタータ大全集(アルノンクール・レオンハルト版)

バッハカンタータ大全集というレコードを、職場近くの図書館で発見したのはもう40年以上昔になる。まだ子供が幼く保育園に預け、共稼ぎで奮闘していた頃だ。生活も苦しく、仕事と家事に追われ何の余裕もない時期であった。通勤の行き帰りに読む本を借りる…

ある音楽学者の死を聞いて

バッハ生誕300年記念の年だったと思うが、音楽雑誌にバッハ特集がありマタイ受難曲が取り上げられていた。そこに「磯山雅」という人が解説を載せておられた。それまでの音楽そのもの自体の解説とは違って、思想的信仰的な面から楽曲の解説をしておられ、…

メサイア第三部 キリスト再臨

今年もまたクリスマスが近づいてきた。ここ数年、この時期になると掃除のアルバイト仲間とヘンデルの「メサイア」を聴きに行く。今年は私がチケットを買う当番で仲間と自分の席を確保した。 メサイアは子供のころからなじみの曲で、クリスマスが近づくと聴く…

バッハ:マニフィカート

バッハのマニフィカートを初めて聴いた時、「マンニフィカート」と歌い出すその凶暴なまでの溢れる歓喜に驚愕した。 マリアの妊娠は婚外妊娠であり、結婚を控えた若い乙女にとって迷惑な出来事であり、いくら神の思し召しであっても、天使に祝福されたとして…

「私も同様に喜びの足どりであなたについて行きます。」

バッハのヨハネ受難曲の第9曲アリアが好きである。 これは、ゲッセマネで捕縛され大祭司アンナス宅に連行されるイエスの後を、ペテロともう一人の弟子(ヨハネ?)が密かについて行った(folgete)と福音書が述べられた後すぐに歌われる。 「私も同様に喜び…

音楽と言葉

30代の頃、アルノンクール&レオンハルトの「バッハカンタータ大全集」というレコードに図書館で出会った。古楽器の演奏による物だが、それまで体系的に教会カンタータを聴いたことが無かったので、大いに感激した。1巻づつ借り出して、夢中になって聴い…