inner-castle’s blog

読書、キリスト教信仰など内面世界探検記

ワクチン接種の心構え

 7月1日に、コロナワクチンの2回目の接種を受けた。その副反応というか、副作用が予想外にひどかったので、我ながら甘く考えていたことを反省した。

 当日昼頃接種を受け、そのまま自宅にもどったが、夕方頃から体調が悪いのが自覚され早寝した。処が、夜中に熱が出て起き出して検温したところ、37度1分。ぐっすり寝て起きれば朝には多少回復するのをあてにして寝たが、朝には38度6分。頭痛・解熱剤を飲んだが、昼には39度1分とすこしも下がらず接種翌日は丸一日高熱が続いた。やっとその翌日、7月3日になって37度前後に下がったが、本日7月4日になってもまだ平熱よりやや高い状態が続いた。この分なら、明日には平常に回復するだろう。

 だが、わたしの心づもりでは、今までアレルギー反応や注射の副作用を経験したことがないから、今回も第一回の接種の時と同様に、注射した腕が腫れて痛む程度のことと軽く考えていた。そこで、二日も続く発熱に慌ててしまい、精神的なショックの方がむしろ大きかった。幸いにも、仕事から離れ、家族への責任もないひとり暮らしだから実害はたいしたこともなかったが、これが職場にも家庭にも責任のある働き盛りの場合だったらと思うと、軽々しくワクチン接種を考えてはいけないと感じた。

 しかし、人と接触する機会の多い働き盛りだからこそ、コロナ感染を防ぐ意味で接種を受ける必要性があるとも言える。多くの場合、副反応はわたしよりも軽症なのかも知れない。だが、わたしが特に過敏な体質ではないのだから、自分では普通とか健康とか思っている人にも、この程度の副反応の可能性はあるといえる。

 だから、どうぞ接種を受ける場合、特に2回目の接種を受ける場合は、副反応の可能性を考慮して、スケジュールに余裕のあるような日程を組まれることをお勧めしたい。自分の経験から言って、働き盛りの時にはなかなか仕事や家庭の調整が自分の都合で動かないことはよく分かる。しかし、特に職場においてはお互い様である。アレルギーに過敏な体質や接種を受けにくい事情のある人もいる。受けられるのはむしろ恵まれているからなのだ。だから、勇気をもってしかし慎重に、周囲に事情を了解して貰うようにして接種を受けて戴きたいとお願いしたい。さっさと、できることをしてコロナ禍から解放されたいものである。